こんばんわ。
もう春かと思ったら、明日は東京、多摩地方は雪が降るかもしれないらしいですよ!暖かくなったり寒くなったり、嫌になっちゃいますねー。
というわけで僕が寒い日といって思い出すのがこのアルバム。
Marty Friedmanの「Intorodaction」です。
心が研ぎ澄まされる音
ギタリスト、マーティー・フリードマンの1994年のソロアルバム。この人は日本のTV番組でもよく見かけるので、知っている人も多いでしょう。マーティー・フリードマンはハワイ、カコフォニーと自身のバンドで活躍した後、スラッシュメタルバンド・メガデスに加入。このアルバムが出た当時はまだメガデスのギタリストしてバリバリやっていた時代のアルバムです。当時から日本通で知られていた彼は2000年にメガデス脱退した後、2004年に日本に移住してしまうのです。で、現在の活躍に至っています。
このアルバムでも随所に日本的なメロディが出て来たり、尺八や日本語のセリフが入っていたりします。ちなみに日本語のセリフは当時の奥さんだという話を聴いた記憶があります。クレジットにはChihiro Friedmanとあります。
音的にはバンドでの激しいギターやテクニカルな速弾きなどは出て来ません。そしてロックでもありません。喜太郎の音楽にインスパイアされたというだけあってとにかくクリアで叙情的でエモーショナルなニューエイジ・ミュージックです。全編インストですが、音から心の情景や自然の息吹を感じます。
聴いていて心が洗われるというか、心が研ぎ澄まされる。そんな音楽です。
曲紹介
1曲目、Arrival
アルバムの1曲目はホルンの音で始まる壮大なイメージの一曲。ディストーションの効いたギターが力強く、希望の光が差すような印象を受けます。
2曲目、Bittersweet
2曲目は一転して、尺八のイントロで始まる悲し気なマイナー調のメロディーの一曲。ビタースウィートというタイトル通り、人生のほろ苦い部分を描き出しているように感じます。
6.Loneliness
これまた物悲しいマイナー調のメロディが心に染みます。中盤、日本的になメロディが入ってくるあたりのメロディ展開にゾクゾクします。
私的まとめ
このアルバム出たのが冬だったというのもあって、冬のイメージなのかもしれません(笑)でもこの澄んだ空気感、物悲しい雰囲気が寒い冬を連想させるんだと思います。インストの曲、特にこういったノリじゃない音楽って単純に音から情景が連想されていきます。イマジネーションが豊かになって行く。頭の中で情景を巡らせて行く中で、だんだん心が研ぎ澄まされてく、そんな感覚を覚えるアルバムです。
まあ、たまにはこんな音楽を聴いていろいろ考えたりするわけです(笑)
では寒暖の差に体調崩さないようにお気を付けくださいませ。
ではまた!